メルマガコラム - ISO 9001:2015とISO 14001:2015の要求事項の対比 - TBCソリューションズ

tbcソリューションズ
tbcソリューションズの実績

最大50%OFFが可能!! 割引制度割引制度詳細    サポーター会員なら受講料がお得サポーター会員詳細

ISO 9001:2015とISO 14001:2015の要求事項の対比

4.1組織及びその状況の理解

ISO 9001とISO 14001は、2015年版の改訂に伴い、ISOマネジメントシステム規格の共通要素が採用されました。共通部分と規格固有の要求事項の2階建て構造になっているため、両規格を保有している企業にとっては、整理をしないと分かりにくい部分があります。本コラムでは、共通要素によって採用された要求事項、及び、ISO 9001とISO 14001の違いについて説明します。

 

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
  ■1.「4.1組織及びその状況の理解」
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

「4.1組織及びその状況の理解」が追加された意図は、マネジメントシステムにプラス又はマイナスに影響を与える可能性がある重要な「課題」を「高いレベルで(戦略的に)理解することにあります。

 

ここでいう戦略的というのは、経営層レベルが検討するレベルという解釈が望ましく、ここで検討された内容をもとに、マネジメントシステムを計画、運用する際に活用します。

 

「組織の目的」「戦略的な方向性」といったキーワードが規格本文に登場するのはそのためです。

 

また、規格で使われている「課題」の意味に注意が必要です。
原文では“issue”を用いています。「課題」という日本語からは「解決すべき問題」という意味をイメージされるかも知れません。“issue”の意味は、「組織にとって重要なトピック、討論及び議論のための問題(problem)、又は変化する状況」です。

 

一般的には、組織の中長期的な戦略を策定する際に、経営課題にはどのようなものがあるのか検討し、大まかな方向性を打ち出し、具体的な活動計画へと落とし込んでいく訳ですが、同じことをマネジメントシステムでも実施するというイメージです。

 

 

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
  ■2.ISO 9001:2015固有の要求事項
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

「外部・内部の課題に関する情報を監視しレビューしなければならない」が要求事項されています。これを受けて、ISOが正式に発表している2008年版との対応表をみると、4.1は5.6マネジメントレビューと関連性があることが明確になっています。つまり、経営層が「組織及びその状況の理解」について検討することが読み取れます。

 

 

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
  ■3.ISO 14001:2015固有の要求事項
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

「こうした課題には、組織から影響を受ける又は組織に影響を与える可能性がある環境状態を含めなければならない」が要求されています。組織から影響を受ける可能性のある環境状態は、従来通り、著しい環境側面の認識でよいです。組織に影響を与えるえる可能性がある環境状態とは、大雨による河川の氾濫、大雪による雪害など環境から組織が与えられる影響のことを意味しています。

 

 

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
  ■4.その他 「意図する結果」と「意図する成果」
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

ISO 9001では「意図する結果(intended results)」、ISO 14001では「意図する成果(intended outcomes)」という用語を用いています。共通要素の用語としては、「意図する成果」ですが、“outcome”をスペイン語に翻訳すると、違うニュアンスの意味なるということで、9001では“result”が採用されました。日本語の翻訳もその影響を受けて変わっていますが、意味は同じなので、用語の違いを深く考える必要はありません。

【無料】TBCSメールマガジン

「TBCソリューションズ メールマガジン【無料】」は最新の研修・セミナー情報や、コンサルタントによるISO規格の解説情報、コンサルタント コラムやお得なキャンペーン情報や割引制度などをお届けするメールサービスです。
登録したメールマガジンは、すべて【無料】でご覧いただけます。

【TBCSメールマガジン(無料)の登録】

お問い合せ先

お問い合せはこちら 03-5259-7181 電話での受付時間:平日9:00~18:00 お問い合せ

このページのトップへ