メルマガコラム - ISO 9001:2015とISO 14001:2015の要求事項の対比 - TBCソリューションズ

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ISO 9001:2015とISO 14001:2015の要求事項の対比

「決定」と「明確」の違い

先日、内部監査員養成研修の受講者より、「明確にしなければならない」と書いてある場合、文書や記録が必要なのか、という質問を受け付けました。

2015年版では、何らかの文書・記録の作成が要求される場合、「文書化した情報を維持する(文書)」または、「文書化した情報を維持する」と明記されているため、文書・記録の作成を要求事項は求めていない。しかしながら、社内で協議し、必要と判断すれば作成するか、既存の文書を代用すればよい、と回答をしました。
ここでいう既存文書とは、ISOとは関わりなく作成している、事業計画書や有価証券報告書の類を意味しています。

 

今回のコラムでは、「明確にしなければならない」について説明します。

以下の要求事項において、9001では「明確にしなければならない」とあります。
他方、同じ要求事項でも14001では「決定しなければならない」とあります。
  ・4.1 組織及びその状況の理解
  ・組織の外部及び内部の課題
  ・4.2 利害関係者のニーズ及び期待の理解
  ・7.1 資源
  ・7.2 力量

2015年版は、共通テキスト(附属書SL)の採用が義務付けられています。共通テキストでも「決定しなければならない」となっています。用語の違いがややこしいです。

そこで、原文を見ます。「決定する」「明確にする」の原文は「determine」です。
これは、「研究、調査又は計算によって、確信をもって確立する、又は見つけ出す」という意味です。

 

マネジメントシステムの計画策定は一度きりのことではありません。
繰り返し、計画を策定しますので、再現性が必要となります。昨年と今年、今年と来年で異なる結果が出たときに、「その違いが何か」という根拠を示せないとマネジメントシステムの土台が崩れかねません。したがって、文書や記録が云々ということよりも、なぜその結論に至ったのかの説明責任が重要です。

 

JIS Q 9001の解説では、「理解することが目的となっている場合は、明確にする」と記載されています。
これは、ISO9001を翻訳したワーキンググループの判断によるものです。このように、9001と14001では、翻訳するワーキンググループが異なるため、翻訳が異なる場合があります。

「決定」または「明確」の違いについて議論することは、建設的ではないので、原文を重視して対応されることをお勧めします。

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