用語解説2「利害関係者」 

3.2 利害関係者(interested party)
  代替擁護:ステークホルダー(stakeholder)

定義:
ある決定事項若しくは活動に影響を与ええるか、その影響を受けえるか又はその影響を受けると
認識している、個人又は組織

解説:
利害関係者という用語は、箇条4.2「利害関係者のニーズ及び期待の理解」で使用されています。
定義にあるように、「決定事項若しくは活動に影響を与える」がポイントです。

トップが意思決定するときに「意見を聴く相手」を決定することで、独善的な意思決定を防ぐ
ことができます。利害関係者という用語に抵抗のある組織はステークホルダーを使っても良いと
しています。

附属書SLでは、利害関係者の事例を掲載していませんが、ISO 9001:2015では顧客、所有者、組織内の人々、提供者、銀行家、規制当局、組合、パートナー、社会(競争相手、圧力団体など)と例を挙げています。

だれを利害関係者にするかは、トップマネジメントに決定してもらうのが望ましいです。

※メルマガで配信したコラムを修正・加筆したものです