附属書SL箇条解説 9.1 監視、測定、分析及び評価

9 パフォーマンス評価

9.1 監視、測定、分析及び評価

組織は、次の事項を決定しなければならない。

-監視、測定が必要な対象
-該当する場合には、必ず、妥当な結果を確実にするための、監視、測定、分析及び評価の方法
-監視及び測定の結果の、分析及び評価の時期

組織は、この結果の証拠として、文書化した情報を利用可能な状態にしなければならない。
組織は、XXXパフォーマンス及びXXXマネジメントシステムの有効性を評価しなければならない。

解説:
PDCAのC(評価)に関する要求事項です。
マネジメントシステムのパフォーマンスと有効性を評価し、マネジメントシステムの改善につなげることが目的です。

監視とは、「異常がないか」「傾向がどうか」を把握するために行う活動です。定性的な情報を観察します。具体的には、顧客満足の傾向、サーバーの稼働状況、製造ラインの稼働状況等です。

測定とは、数値としてデータを取得することです。温度、時間、件数など定量的な情報が中心です。測定器を用いることが多いです。具体的には、電気の使用料の測定、サイトのアクセス数の計測、不適合品やクレームの件数等です。

分析は、監視・測定によって得られたデータや情報を分解・整理して傾向や原因を明らかにする
ことです。そのためには、QC7つ道具などの統計的手法を用いることが望ましいです。可能であれば、力量のある人にデータ分析をしてもらうことで、分析結果の正当性が担保されます。

評価は、分析結果をもとに課題を整理しActに繋げます。評価=感想になってしまうと、改善につな
がらないので注意が必要です。

パフォーマンスの有効性の評価とは、マネジメントシステムがどれだけ効果的に機能しているかを評価します。例えば、以下の事項を評価することが多いです。
– 目標達成度(KPIや目標値との比較)
– プロセスの効率性(時間、コスト、リソースの使用状況)
– 顧客満足度やクレーム件数
– 内部監査やレビューの結果

マネジメントシステムの有効性の評価は、分析・評価のことです。

マネジメントシステムの有効性の評価とは、マネジメントシステムが目的を達成するために適切に設計・運用されているかを評価します。例えば、以下の事項を評価することが多いです。
– 方針や目標が現場に浸透しているか
– リスクや機会が適切に管理されているか
– 継続的改善が行われているか
– 法令や規格への適合性

※メルマガで配信したコラムを修正・加筆したものです