附属書SL箇条解説 9.3 マネジメントレビュー 9.3.3 マネジメントレビューの結果

9.3.3 マネジメントレビューの結果

マネジメントレビューの結果には、継続的改善の機会、及びXXXマネジメントシステムのあらゆる変更の必要性に関する決定を含めなければならない。

組織は、マネジメントレビューの結果の証拠として、文書化した情報を利用可能な状態
にしなければならない。

解説:
旧版の附属書SLの9.3では、マネジメントレビューからのアウトプット(outputs)と表現していましたが、最新版では、マネジメントレビューの結果(results)に変更されました。

変更された理由は、規格間の整合性を高め、マネジメントシステム本来の意図された成果
をより重視するためです。

アウトプットは、レビュー会議で作成される議事録などの「成果物」を指します。

一方、「結果」は、マネジメントシステムを運用することで最終的に達成されるべき具体的な効果やパフォーマンスをより強く意識させる意図があります。

この変更により、単に会議で何かを決定したという事実だけでなく、その決定が組織の目標達成や継続的改善にどのような影響(結果)をもたらすのかという、有効性やパフォーマンスに焦点を当てることが強調されています。

2023年に改訂されたISO 27001は最新版の附属書SLを使用しているため、マネジメントレビューの
結果という表現が用いられています。来年改訂される9001と14001も同様の改訂がされる見込みです。

形式的なマネジメントレビューにならないよう、今のうちからマネジメントシステムに期待する
成果や、事業活動に貢献するマネジメントシステムになっているかなど確認されるとよいです。

※メルマガで配信したコラムを修正・加筆したものです