「監査へのプロセスアプローチ」から紐解く、有効性監査のポイントを紹介します。
興味関心のあるテーマからご一読ください。
※本原稿は、TBCSメルマガに掲載したコラムを一部修正しております。
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1 監査へのプロセスアプローチ
2 マーケティングプロセス
3 販売プロセス
4 財務管理プロセス
5 人的資源管理プロセス
6 購買プロセス
7 インフラストラクチャ
8 製品開発プロセス
9 製造プロセス
10 流通プロセス
11 サービス供給プロセス
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1 監査へのプロセスアプローチ
内部監査でチェックリストなどを作る際、どのような質問をしようかと悩まれ
る組織は多いと思います。適合性に主眼を置いた監査であれば、監査基準の裏返し
のような質問でよいのですが、プロセスの有効性を評価する際はとても悩ましいです。
少し古い本ですが、2001年に日本規格協会より発行された「監査へのシステムアプローチ」
では、「5つの質問」を繰り返すことによって、プロセスの課題が明確になると主張して
います。ISO 9001:2000でプロセス・アプローチという概念がISOで初めて登場した訳ですが、
どのようにプロセスを監査すべきかという観点で記載されています。
「5つの質問」
・あなたは、何をしようとしていますか?
・それをどのように実現させていますか?
・それが正しいことをどうやって知っていますか?
・それが実施する最良の方法であることをどうやって知っていますか?
・それを行うのが正しいことだとどのように知っていますか?
本書では、以下のプロセスに関する質問例を取り上げています。
・事業マネジメントプロセス
・マーケティングプロセス
・販売プロセス
・財務管理プロセス
・人的資源管理プロセス
・購買プロセス
・物的資源保守プロセス
・製品開発プロセス
・製造プロセス
・流通プロセス
・サービス供給プロセス
これらのプロセスの主な質問例を紹介します。
※メルマガで配信したコラムを修正・加筆したものです