7 コンプライアンス意識が低い
」;、以下の事象が現場で確認される場合は注意が必要です。
・コンプライアンスが何であるか教育されていない。
・コンプライアンスへの意識が各階層において低い。
・コンプライアンスの事例(法令違反した場合の対応など)が確認できない。
・事務局任せになっており、当事者意識が欠如している。
内部監査では、以下の事項を確認するとよいです。
■運用プロセス
「法規制要求事項を満たした製品・サービスを一貫して提供する能力を有すること」の実証について
提供する製品・サービスが法令違反などしていないことの説明責任を責任者より受けます。
■支援プロセス
従業員に対する必要かつ十分なコンプライアンスの教育訓練及びその成果について確認します。
その際、現場の従業員に対して法令違反指示された場合や、見て見ぬふりをした場合のデメリットを確認するとよいです。
■マネジメントプロセス
トップマネジメントに次の事項をヒアリングします。
マネジメントプロセスの内部監査は難しいので、しかるべき方に依頼するのが望ましいです。
・不適切行為が行える環境を醸成しないために、どのような施策を講じているか。
・不正行為を行ってしまう動機・圧力を排除するためにどのような対策を講じているか。
・コンプライアンス施策として、どのような点に注力しているか。また、その取組みは満足のいくものか。
・コンプライアンス施策のリスクとして、どのような対応を図っているか。
・コンプライアンス違反が生じた場合の対応、損害リスクなど見積もっているか。
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※メルマガで配信したコラムを修正・加筆したものです