附属書SL箇条解説 7.4コミュニケーション

7.4 コミュニケーション

組織は、次の事項を含むXXXマネジメントシステムに関する内部及び外部のコミュニケーションを決定しなければならない。
-コミュニケーションの内容
-コミュニケーションの実施時期
-コミュニケーションの対象者
-コミュニケーションの方法

解説:
行動と情報はセットです。情報がないと的を射た行動ができない可能性があるためです。
行動の遅延がないよう、タイムリーかつ適切なコミュニケーションが必要です。
そのために、何を、いつ、だれに、どのようにを決定します。

附属書SLでは、次の事項に関するコミュニケーションを求めています。
-有効なXXXマネジメント及びXXXマネジメントシステム要求事項への適合の重要性(5.1)
-方針(5.2)
-役割、責任及び権限(5.3)
-目的、目標(6.2)
-監査の結果(9.2.2)

参考情報として、ISO 14001:2015の附属書A.7.4では、コミュニケーションは次の事項を満たす
ことが望ましいとしています。良いコミュニケーションのポイントなので、ぜひ、ご活用ください。
a) 透明である。すなわち、組織が、報告した内容の入手経路を公開している。
b) 適切である。すなわち、情報が、関連する利害関係者の参加を可能にしながら、これらの利害関係者 のニーズを満たしている。
c) 偽りなく、報告した情報に頼る人々に誤解を与えないものである。
d) 事実に基づき、正確であり、信頼できるものである。
e) 関連する情報を除外していない。
f) 利害関係者にとって理解可能である。

※メルマガで配信したコラムを修正・加筆したものです