9.3.2 マネジメントレビューへのインプット
マネジメントレビューには、次の事項を含めなければならない。
a)前回までのマネジメントレビューの結果と取った処置の状況
b)XXXマネジメントシステムに関連する外部及び内部の課題の変化
c)XXXマネジメントシステムに関連する利害関係者のニーズ及び期待の変化
d)次に示す傾向を含めた、XXXパフォーマンスに関する情報
-不適合及び是正処置
-監視及び測定の結果
-監査結果
e)継続的改善の機会
解説:
マネジメントレビューに必要な情報を規定しています。規格によってインプット項目の増減があります。附属書SLでは必須事項について取り上げています。これらは重要な情報なので、意識してトップマネジメントに情報提供するとよいです。
a)は前回のマネジメントレビューの結果に対するフォローアップ情報です。したがって、トップが前回のマネジメントレビューで具体的な指示をする必要があります。
b)は箇条4.1の課題です。例えば昨年度とりまとめた内外の課題に対し、どのような変化があったのかを中心に検討します。変化があるときは、リスクが顕在化しやすいからです。
c)は箇条4.2の要求事項です。こちらも変化に気を付けて情報を整理します。変化に対応できない組織は成長・存続の機会を失いやすいからです。
d)はマネジメントシステムの有効性に関する情報です。マネジメントシステムが組織の役に立っているかどうか検討します。
e)はデータ分析などの結果から、取り組むべき課題を整理するとよいです。
これらのインプット情報は、一年に一度まとめてトップマネジメントに報告するのでは遅すぎるものもあります。月次の経営会議などで、こまめに報告しながら適切な指示をトップマネジメントから仰げるとよいです。
※メルマガで配信したコラムを修正・加筆したものです
