気候変動への適応策事例

前回のメルマガでは、気候変動適応情報プラットフォーム(A-PLAT)の紹介をしました。
情報量が多いので、ほしい情報を探すのが面倒ですがお時間のあるときに少しずつご覧いた
だければと存じます。

先日、開催したセミナー「ISOマネジメントシステムと内部監査の基礎」の中でも、気候変動
への考慮について説明をしました。

その際、運送業の方からどのような対応をしたらよいのか悩まれているとご質問がありました。
気候変動への「緩和」をやろうとすると対応が難しいので、「適応」に関する取組みをされる
ことをお勧めします。とアドバイスしました。特別なことではなく、気温上昇や天候不順によ
る事業上のリスクを軽減するための対策を考えると良いです。

ご質問いただいた組織様は、9001と14001の認証をされているようで、EMSとQMSで異なる
対応をしなければいけないと考えられているようでした。規格の種類に関係なく、気候変動へ
の適応をご検討いただくのが良いです。卑近な例では、熱中症対策があげられます。熱中症対
策は労働安全衛生の分野ですが、熱中症対策が求められる組織は、規格に関係なく取組まれて
いるはずです。

A-PLATで「日本企業の業種別適用策事例」を紹介しました。下記URLをご参照ください。
業種別に具体的な対策事例が掲載されているので、ご参考になるかと存じます。

Reference Information_A1_3.pdf (nies.go.jp)

※メルマガで配信したコラムを修正・加筆したものです