人事制度とマネジメントシステムとの連携

マネジメントシステムへの貢献度などを人事考課の対象にしていますか?

立派なマネジメントシステムを構築しても、運用するのは「人」なので、マネジメントシステム
の運用や改善に貢献した人、意欲的な人、または内部監査員として活躍された人を、人事考課
をとおして適正に評価し、報いることをお勧めします。

やってもやらなくても同じ処遇であれば、大抵の方は「やらない」または「やったふりをする」
を選択すると思います。よっぽどISOが好きであれば話は別ですが・・・

マネジメントシステムで解決できるのは仕組みの適正化です。
「力量」や「認識」に関する要求事項はありますが、力量を身につける仕組み、認識を高める仕組みの構築を求めているにすぎません。

一人ひとりの要員が能力を発揮し、積極的にマネジメントシステムに関与できるよう、人事制度での支援が必要と思われます。

※メルマガで配信したコラムを修正・加筆したものです