ISO 9001で不祥事を予防する
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1 不正のトライアングル
1 不正のトライアングル JABのシンポジウム「ISO 9001で組織の不祥事を予防する」を題材に、不祥事を予防するための監査ポイントを整理しました。 興味関心…
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2 不適切行為が容易に行える環境
2 不適切行為が容易に行える環境 不適切な行為が容易に行える環境は、次の事象が見受けられました。 a)データは紙に鉛筆で記録される仕組みで、規格外れを書き直して…
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3 監査が機能していない
3 監査が機能していない 内部監査員が内部監査そのものを監査する、というのは現実的ではないため、マネジメントレビュー などを利用し、自社の内部監査が機能している…
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4 人事の固定化
4 人事の固定化 ISO規格では人事についての要求事項はありませんので、人事の固定化について直接指摘をすることはできません。 人事の固定化によって起こりうるリス…
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5 品質保証部門の社内の位置づけが低い
5 品質保証部門の社内の位置づけが低い 品質保証部門について、以下の事象が確認できる場合は独立性の点で危惧されるため注意が必要としています。 ・品質保証部門が製…
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6 部門間及び階層間のコミュニケーションが乏しい
6 部門間及び階層間のコミュニケーションが乏しい 以下の事象が現場で確認される場合は注意が必要です。 ・管理者がすべて判断し、部下とのコミュニケーションが図られ…
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7 コンプライアンス意識が低い
7 コンプライアンス意識が低い 」;、以下の事象が現場で確認される場合は注意が必要です。 ・コンプライアンスが何であるか教育されていない。 ・コンプライアンスへ…
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8 営業優先
8 営業優先 以下の事象が現場で確認される場合は注意が必要です。 ・営業部門が工程能力を無視した仕様の設定を行っていた。 ・受注が多く、管理業務がタイムリーに回…
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9 収益重視に偏った経営
9 収益重視に偏った経営 以下の事象が確認される場合は注意が必要です。 ・現業部門の品質目標が、売上目標の設定となっている。 ・営業部門に売上達成以外の品質目標…
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10 達成困難な目標設定
10 達成困難な目標設定 以下の事象が確認される場合は注意が必要です。 ・技術的議論が不十分 ⇒技術開発の先端の意見が通らないところがあり、「できない」と言えな…