6 部門間及び階層間のコミュニケーションが乏しい

6 部門間及び階層間のコミュニケーションが乏しい

以下の事象が現場で確認される場合は注意が必要です。
・管理者がすべて判断し、部下とのコミュニケーションが図られていない。
・悪いニュースは報告されず、良いニュースしか報告されない。
・まずいことにはフタをする企業風土がある。
・営業が現場の能力を知らず、無理な条件で受注することがある。
・経営層が、品質保証の課題を吸い上げる機会や仕組みがない。

コミュニケーションが機能しているかどうかの確認のため、以下の点を監査するとよいです。
・適切な品質目標が設定されているか。
・高い目標が設定されている場合、上位者と適切なコミュニケーションがとられているか。
・各部門のパフォーマンス実績は、現状と合っているか。
・品質目標の達成状況は経営層に報告され、レビューを受けているか。
・問題点が上位者、関連部署に迅速に伝達され、協議されているか。
・経営者は現場の課題を認識しているか。
・現場の意見を吸い上げるなど、内部コミュニケーションが活性化しているか。

質の良いコミュニケーションができると、たいていの問題は解決します。
ISO 14001の附属書A.7.4では「コミュニケーションは次の事項を満たすことが望ましい」としています。
コミュニケーションの質を図るうえでの参考になります。

a)透明である。すなわち、組織が、報告した内容の入手経路を公開している。
b)適切である。すなわち、情報が、関連する利害関係者の参加を可能にしながら、これらの利害関係者のニーズを満たしている。
c)偽りなく、報告した情報に頼る人々に誤解を与えないものである。
d)事実に基づき、正確であり、信頼できるものである。
e)関連する情報を除外していない。
f)利害関係者にとって理解可能である。
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※メルマガで配信したコラムを修正・加筆したものです