5 リモート監査の留意点 ①セキュリティへの配慮

5 リモート監査の留意点 ①セキュリティへの配慮

リモート監査を円滑かつ安全に実施する際の留意点は、次の4つです。

1.セキュリティの配慮
2.あせらない
3.ビデオはオン

今回は、「セキュリティへの配慮」について解説します。

1.セキュリティの配慮
同じ会社だからといって、情報セキュリティへの配慮を欠いてはいけません。
とりわけ、プライバシー情報には配慮が必要です。

(1)休憩中のビデオ、マイクをオフにする。

何気ない会話や動作が相手に伝わることがあります。
・不利益なことは言わないと思いますが、会議室などの閉ざされた空間で監査を実施する
・休憩中はビデオやマイクをオフにする
といった対策が必要です。

(2)機密情報(個人情報を含む)の取扱いは最小限にする。

情報セキュリティやPマークのリモート監査では、社員情報を確認する場合があります。
情報開示は最小限にし、確認が終わったら速やかにファイルを閉じましょう。

(3)スクリーンショットや録画する場合は、事前に許可を得る。

監査証拠としてスクリーンショットや録画をする場合は、事前に許可を取ってください。
情報を見せる側も、記録として残してほしくない場合は、スクリーンショットや録画をしないよう伝えてください。

(4)メール着信のポップアップ、予測入力や入力履歴の配慮

画面共有をしていると、メール着信の通知が表示されることがあります。
リモート監査時は、通知オフを忘れずに。

入力する際、よく使用する漢字が候補で表示されることがあります。
少し不便かも知れませんが、予測入力をオフにするなど設定を見直すことをお勧めします。
設定が面倒な場合は、普段使わないPCを利用するとよいです。

※メルマガで配信したコラムを修正・加筆したものです