4 リモート監査の事前準備(被監査部署)

4 リモート監査の事前準備(被監査部署)

被監査部署は、次の5項目の事前準備をお勧めします。
1.使用するツールの習得
2.備品の準備
3.事前テスト
4.監査証拠の準備
5.被監査者とサポート者の連携

1.使用するツールの習得
使用するツール(TeamsやZoomなど)の基本的な使い方を習得しておくと良いです。
マイクやスピーカーの設定方法、画面共有の操作方法など、必ず使用する機能はマスターしてください。

2.備品の準備
監査証拠として提示するファイルがたくさんある場合は、サブディスプレイを準備すると便利です。
メインを面談用、サブをファイル共用に使うと便利です。また、紙媒体しかない情報を共有する場合の
備品(書画カメラ、スマホ撮影、スキャンなど)の準備が必須です。

3.事前テスト
wifiや無線LANは不安定なので注意が必要です。通信環境が悪化した時を想定し、通信環境の良い場所、有線接続など
の代替策を含めて事前確認します。また、マイクとスピーカーのテストも実施してください。PCのマイクだと雑音
を拾う場合があるので、専用マイクやヘッドセットの準備が必要な場合があります。

4.監査証拠の準備
内部監査員からサンプリングを依頼されたものがあれば、事前に開示しやすいように準備しておくと良いです。
(内部監査で使用するファイル保存先を決めておくとよい)

5.被監査者とサポート者の連携
リモート監査では、機器や通信のトラブルがあることを前提に準備します。
ツールや通信設定に詳しい人に手助けしてもらえるよう、待機してもらえると良いです。

—————————————————————–

※メルマガで配信したコラムを修正・加筆したものです