内部監査研修でよくある質問に、
・どんな準備をしたらよいのか分からない。
・なにをしたらよいかイメージがわかない。
というのがあります。
その際に、以下の理由から安心して内部監査に臨むようアドバイスをしています。
・真っ白なキャンパスに絵を描くように、ゼロベースで内部監査をしない。
（過去の内部監査結果を踏まえて内部監査をする）
・多くの組織は内部監査チームで内部監査をする。（単独での監査はしない）
・被監査者が協力してくれること。（被監査者が好意的な場合に限る）
内部監査は「段取り八部、仕事二部」です。
・監査目的を理解する。
・監査基準に目を通し、被監査部署の特徴を把握する。
・過去の内部監査記録を読んで被監査部署の特徴を知る。
・内部監査の重点監査ポイントを設定する。
・どのような監査証拠を入手すべきか整理する。（チェックリストの見直し）
・監査証拠の入手方法を検討する。（記録、インタビュー、観察）
・内部監査におけるトップマネジメントの期待を知る。
これらの取組みができると、経験がなくても自信をもって内部監査をすることができます。
初めて内部監査をするときは不安も多いと思います。
間違い探し（不適合の特定）を目的に内部監査をすることはありません。
被監査部署に有益な情報提供をする場と考え、ポジティブシンキングで臨まれるとよいです。
※メルマガで配信したコラムを修正・加筆したものです