ISO規格は、5年ごとに改訂するかどうかを投票し賛成が多ければ改訂作業に入る、というルールになっています。
2021年に、ISO 9001を改訂するかどうかの投票がされた際、僅差で「改訂しない」という結論になり、改訂が見送られました。そして、5年後（2026年）の投票では、「改訂する」が決議されることが想定されていたので、2030年に新しいISO 9001が発行されるのではないか、という意見が支配的でした。
しかしながら、2021年の投票結果が拮抗していたこともあり、ＩＳＯ内で規格改訂のテクニカルグループが設置され、改訂を検討するための設計仕様書の草案が作成されました。
これを受け、2023年7月に投票があり、改訂に賛成する声が多数をしめました。
さらに、2023年10月に開催された総会では、ISO 9001の改訂に関し、24カ月の規格開発トラックを設けることが決定しました。
少しややこしいのですが、紆余曲折があり、当初の目算（2030年）より時期が早まり、ISO 9001が改訂することになりました。
改訂の時期は、早くて2025年後半、遅くても2026年前半になると思われます。
改訂内容については、適宜情報が入り次第、メルマガにてお伝えします。
（本現行は2024年2月に作成しました）
※メルマガで配信したコラムを修正・加筆したものです