13 改善の機会

内部監査員養成研修でよくある質問として、マネジメントシステムに必要なプロセスの設計に関し、以下のものがあります。
・どのようにやったらよいか?
・どこまで踏み込んでやったらよいか?

「貴社のリスクに応じて決めてください」と回答することにしています。

ISOではリスクを「不確かさの影響」と定義しています。
現状を放置した場合、結果としてどのような事件・事故・トラブル・クレームが発生するかを
想定する必要があります。

内部監査でいう「改善の機会」は、どのような改善を促すことが有益かの情報提供をすることだと思います。

単に「リスクがありますよ」ではなく、「この状態を放置しておくと近い将来、トラブルの可能性があるので、改善しませんか?」という問題提起です。

可能であれば、「改善しませんか」と問題提起をするだけでなく、具体的な改善の提案をすると効果的です。(改善提案を採用するかどうかは被監査者が決めます)

内部監査員による改善提案が採用され、結果として被監査部署に良い影響を与えたならば内部監査冥利につきるというものです。

ぜひ、「改善の機会」をご活用ください。

※メルマガで配信したコラムを修正・加筆したものです