ISOマネジメントシステム規格では、「評価」という用語も多く利用されています。
「評価」には2種類あります。「計画段階」の評価と「結果」の評価です。
原文の英語では、計画段階の評価を英語ではアセスメント(assessment)、結果の
評価をエバリュエーション(evaluation)という単語を用いています。
日本語では、事前評価、事後評価と表現する場合もあります。
アセスメントは事前評価なので、PDCAのP(計画)の段階で実施します。
リスクアセスメント、環境影響アセスメントが代表例です。
計画段階でどのようなリスクがあるのかを調査し、課題を特定し、対策を検討し
D(実行)につなげます。
エバリュエーションは事後評価なので、PDCAのC(評価)の段階で実施します。
計画通りに実施できたかどうかを調査し、課題を特定し、A(改善)につなげます。
共通点は「課題を特定する」です。
PDCAが回らない理由の一つに、「評価ができていなから」というのがあります。
評価が感想になっている場合が多いように見受けられます。
評価≠感想ではなく、評価=課題を特定する、という意味で捉えていただけると
PDCAが活性化しやすくなります。
計画通りにいっていても、もっと良くするための課題を見つけることができるか
らです。皆さんはどのような評価をしていますか?
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※メルマガで配信したコラムを修正・加筆したものです