リポート監査のポイントを説明します。
興味関心のあるテーマからご一読ください。
※本原稿は、TBCSメルマガに掲載したコラムを一部修正しております。
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1 リモート監査のポイント
2 リモート監査の計画
3 リモート監査の事前準備(内部監査員)
4 リモート監査の事前準備(被監査部署)
5 リモート監査の留意点 ①セキュリティへの配慮
6 リモート監査の留意点 ②あせらない
7 リモート監査の留意点 ③ビデオはON
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1 リモート監査のポイント
□リモート監査の定義
リモート監査の明確な定義はありません。
ISO 19011「マネジメントシステム監査の指針」では、附属書A16「仮想活動及び場所の監査」の中で、
「遠隔監査(remote audit)は、“対面”方法が可能でないか又は望まれない場合に、情報収集、被監査者への
インタビューなどのための技術を用いることを示す」という程度の記述がされている程度です。
「リモート監査はこうあるべき」というものはないので、形式に拘ることなく、新しい監査のスタイルを構築
する気持ちで取組んでください。
□リモート監査のメリット
・コロナ禍における感染リスクの低減
・内部監査員の移動時間、旅費交通費の削減
・同時に複数部署の監査が可能
・年配者、足の不自由な内部監査員の登用が可能
□リモート監査の限界
・検証可能な監査証拠の限界
・使用するツールの準備及び習熟度により差が出る
・アクシデントの発生確率が高い
・集中力が持続しにくく、ストレスがかかる
リモート監査ならではのメリットもある一方、限界もあります。
新しい内部監査のスタイルなので、従来の内部監査のリセットにも活用できます。
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※メルマガで配信したコラムを修正・加筆したものです