2 リモート監査の計画

2 リモート監査の計画

リモート監査は、対面監査とは異なるため、次の事項を明確にしておくことをお勧めします。

①内部監査の進め方
仕事の流れで監査をするのか、監査基準の箇条に基づいて監査をするのか

②サンプリングの計画
監査証拠のサンプリング方法、サンプリングの対象を予め被監査者に伝える

③休憩時間
集中力維持のため、1時間に1回は休憩をとる

④通信環境・ツールの確認
安定した音声、画像はリモート監査に直結します。
ビデオオフで臨むと、顔が見えないため臨場感のある監査がしにくいです。
ビデオをオンにして監査ができるよう通信環境やPCのスペックを準備するとよいです。

その他、リモート監査ならではの特徴を活かし、次の取組みを検討するのも効果的です。

①複数部署の同時接続を利用した内部監査
・拠点間のディスカッションの場として活用
・拠点同士の対比が可能
・異なる立場の異なる見解も同時に調査可能

②リモート監査へのオブザーバー参加
・他の人が内部監査をする状況を知る機会となる
・不慣れな人の指導ができる
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※メルマガで配信したコラムを修正・加筆したものです